サポート

A.1
新生児モードの背もたれ角度がきついです
〜ネディアップ、他 新生児対応チャイルドシート全体の場合〜

「新生児から数年使えるものを探しています。
チャイルドシートの購入が初めてなので、このシートの角度が新生児を乗せても大丈夫なのか不安です!
一番倒しても椅子のような角度で、水平さがないように思います。」
こんな声をいただきました。

ご安心ください。
取扱説明書に従って正しく取り付けていただければ、後向き取り付け時の背もたれ角度は約45度前後になります。この角度で問題ありません(車両シートの座面角度により、多少の変動はあります)。

チャイルドシートの背もたれは、赤ちゃんを乗せたときに平らな方が安全と思われがちですが、衝突時に赤ちゃんが放り出されそうになるのを受け止めるため意図的にこの角度に設計してあります。

これまでこの角度で赤ちゃんが呼吸しづらくなったり首に無理な負荷がかかったりしたケースはありませんので、安心してお使いください。

リーマンチャイルドシートは「この角度だから安全」とお考えください。

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適正な角度です

後向き取付(めやす:新生児〜12カ月頃)
トヨタ ヴィッツ 2012年12月〜

A.2
新生児モードの背もたれ角度がきついです 〜カイナの場合〜

カイナは新生児〜7歳頃まで対応しているので法律上の使用義務期間(新生児〜6歳)をこれ1台でカバーできること、そしてチャイルドシートアセスメントで最高評価「W優」(乳児用・幼児用とも「優」)を獲得していることから、当店の人気商品ですが、「背もたれが立ちすぎていて新生児に使うのは不安」というご意見を時々いただきます。

これまでのお問い合わせ例からいうと、カイナの背もたれ角度がきつすぎると感じられるのは「ターニングボード」の向きが間違っている場合が多いようです。

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ターニングボードの操作法については、取扱説明書をご参照ください。

正しく取り付けられていれば、背もたれの角度は約45度になります(車両シート座面の角度により、多少異なります)。
この角度であれば首すわり前の赤ちゃんにご使用いただいても大丈夫ですので、ご安心ください。

A.3
ハイバックモードがぐらつくけど大丈夫? 〜カイナの場合〜

カイナのハイバックモード(体重15〜25Kg)の場合、子どもを乗せた上から車両のシートベルトをするだけですが、この状態だとチャイルドシートは子供を座らせるだけでどこにも固定されていませんね?
車のシートから前に滑り落ちたり横に滑ったりするのではないでしょうか?

こんな不安の声いただくことがございますが、まったく問題ありません。

カイナのハイバックモードは、製品カテゴリーとしては「ジュニアシート(学童用シート 保安基準の体重区分:Group II)」に該当します。
シートベルト固定タイプの場合、ジュニアシートは乳幼児用チャイルドシートのように車両シートにがっちり固定する構造にはなっておりません。
これはこの体重区分のお子さまが乳幼児と異なり、シートベルトで守られるためです。

ジュニアシートはシートベルトがお子さまの首にかからないよう座高を上げるための補助具で、安全性のおおもとは車両シートベルトによります。
そのため、チャイルドシートアセスメントでも「ジュニアシート(学童用)」カテゴリーは試験対象になっていません。

なお、ジュニアシートには背もたれ付きと背もたれなしの2タイプがありますが、どちらも体重15kg(3歳頃)からお使いいただけます。

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A.4
段ボールを開けてみたら凄くカビ臭いような臭いがします

これまでのケースから言うと、カビではなく、作って間もないために出る新しいウレタンのにおいです。(対象商品:チャイルドシート全体)

リーマンチャイルドシートは、生地の裏側に難燃性ウレタンを貼り付けてあります。
これは事故の際にチャイルドシートが発火しないための仕様です。

ボンドなどの化学物質を使わずウレタンの表面を熱で溶かして生地に貼り付けるので、作って間もない製品だとその時に出たにおいが残っている場合があります。

もちろん、赤ちゃんに害がないことは確認済です。安心してお使いください。

新しい車のにおいと同じで、時間が経つとなくなりますが、気になるようでしたら風通しの良いところに4〜5日置いて様子を見てください。

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A.5
チャイルドシートのベルトが短くてバックルに留められません

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赤ちゃんのお尻の位置

お尻の位置が前すぎるとバックルが前に押されてベルトが届かなくなる場合があります。
バックルが留められたとしても、隙間がある分しっかり拘束できていないので衝突や急ブレーキ時に放り出されたり、「サブマリン現象」の原因になります。

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サブマリン現象とは、衝突時・急ブレーキの時に足元からもぐりこむのがサブマリン現象。シートベルトで喉を締め付け窒息することも。

まずはお尻の位置が前すぎないかを確認してください。

もこもこの服を着せている

冬の時期に増えるケースです。
モコモコのかさばる服を着せたまま乗せていると、ベルトの長さが足りなくなる場合があります。
上記のケースと同様、バックルを留められたとしても放出や「サブマリン現象」の恐れがあります。
上着等は脱がせて、乗せた後に上から掛けてあげてください。

ベルトの通し方が間違っている

カバーを外して洗った後や、人から譲り受けたチャイルドシートなどで時々あるケースです。
外したカバーを着け直す時は、取扱説明書の内容に従ってください。
取扱説明書を紛失した場合は、こちらからダウンロードできます。

取扱説明書|リーマン株式会社

ベルトの長さは「使いやすさ」と「ミスユース防止」のバランスで決められています。
短いと使いにくくなる反面、長すぎると赤ちゃんとチャイルドシートの間に隙間ができるなどのミスユースにつながりやすくなります。

チャイルドシートのベルトが短いと感じられたら、まずは上記の3点を確認してみてください。

A.6
子どもがチャイルドシートから抜け出してしまいます

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よくいただくお問い合わせで、「子どもがチャイルドシートから抜け出すけど、どうすればいいですか?」というものがあります。

すり抜け防止の大前提は、肩ベルトをしっかり締めることです(ベルトと鎖骨の間に大人の指一本入るぐらいがめやすです)。
モニター調査によると、ベルトがゆるんだままご使用されているケースが意外に多いようです。

昔のチャイルドシートは「ハーネスクリップ」で左右の肩ベルトをまとめられるものもありましたが、今はハーネスクリップは使えません(現行安全基準で「緊急時にワンアクションでお子さまを救出できなければならない」という内容の規定があるため)。
胸の前がフリーになっているのでベルトがゆるいと簡単にすり抜けられてしまいます。
まずは肩ベルトをしっかり締めた上で、以下の対策例をご参考にしてみてください。

対策例1

なぜチャイルドシートに乗せているのか説明する。
(例)「クルマがぶつかったら、飛んでっちゃってイタイイタイなるよ!」

対策例2

ジェットコースターに乗ったつもりで肩ベルトを持たせ、脱走から意識をそらせる。
(例)「クルマは速い速いから、しっかり持っててね!」など。坂道で一緒に「きゃーーー!」などと恐がるふりをして遊ぶのもおすすめです。

1歳あたりからは親の言ってることはだいたい理解できるようです。
「小さいから教えても無駄」と思わず、小さいころから繰り返すことが大切です。